

国が進める先導事業の提案募集に対し、道と住宅事業者等で構成する「北方型住宅先導事業推進協議会」が北方型住宅を基本に、国内最高水準の断熱、気密性能を引き上げた「北方型住宅ECOモデル」を提案し、採択されました。平成20年度にはこの「北方型住宅ECOプラス」が全道各地域で123戸が建設され、平成21年度には同事業により210戸の建設を行いました。

「北方型住宅」は、北海道の気候・風土に根ざした、豊かな暮らしを実現するため、北海道が推奨する住宅です。高齢対応、環境との共生、地域産業の活用などの社会ニーズをとらえた目標像を示し、その実現に向け、さまざまな取組を行っています。この北方型住宅は、性能・品質の基準となる『北方型住宅基準』と性能・品質の確保のための『北方型住宅サポートシステム』、『認定技術者による設計・施工』の3つの安心機能で支えられています。

長期優良住宅法は、長期にわたり良好な状態で使用することのできる住宅(長期優良住宅)の普及を促進することで、環境負荷の低減を図りつつ、良質な住宅ストックを将来世代に継承することで、より豊かで、より優しい暮らしへの転換を図ることを目的としています。この法律に基づき認定制度や税の優遇措置のほか、全国からモデルを公募するモデル事業が行われています。

長期優良住宅先導事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会のあり方について、具体の内容をモデルの形で広く国民に提示し、技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを目的とし、国が行っている事業です。先導的な材料、技術、システムが導入されるものであって、住宅の長寿命化に向けた普及啓発に寄与するモデル事業の提案を、全国から公募し、優れた提案に対して、事業の実施に要する費用の一部を補助しています。


| 北方型住宅ECO | 北方型住宅 | 長期優良住宅 | |
|---|---|---|---|
| 高い耐久性 | 構造部材の耐久性確保 ・壁体の乾燥措置、乾燥材の使用 |
構造部材の耐久性確保 ・壁体の乾燥措置、乾燥材の使用 |
劣化対策等級3 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること。 |
| 積雪に対する屋根の耐久性の向上 ・積雪に耐えられる構造など |
積雪に対する屋根の耐久性の向上 ・壁体の乾燥措置、乾燥材の使用 |
- | |
| 高い耐用性 | 90u以上 | - | 75u以上 良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること。 |
| 維持管理の容易さ | 仕様性能に関する記録作成・保管 給排水管等の維持管理対策 |
仕様性能に関する記録作成・保管 給排水管等の維持管理対策 |
内装・設備について、維持管理を容易に行うために必要な措置を講じる |
| 建設後30年間の維持保全計画の作成 | - | - | |
| 高齢社会への対応 | 高齢者等への配慮をすること 住宅内部・高齢者配慮等級3相当 階段の勾配・等級4相当 |
高齢者等が安心して生活できる ・転倒・転落防止の措置 ・車いすによる介助への対応 |
- |
| 健康で快適な室内空間 | シックハウス対策 | シックハウス対策 | - |
| 換気システムの導入 | 換気システムの導入 | - | |
| 全室暖房 | 全室暖房 | - | |
| 省エネルギー | 熱損失係数(Q値): 1.3W/m2・K以下 ※換気による熱の回収は含めない。 |
熱損失係数(Q値): 1.6W/m2・K以下 |
省エネルギー対策等級2 熱損失係数(Q値): 1.6W/m2・K以下 |
| 相当隙間面積(C値): 1.0cm2/m2以下 |
相当隙間面積(C値): 2.0cm2/m2以下 |
- | |
| 気密性能試験の実施 (相当隙間面積の確認) |
- | - | |
| 認定技術者(BIS)による熱損失計算書の添付 | - | - | |
| トータルエネルギー予測計算実施 | - | - | |
| 敷地内の雪処理 | 除排雪負担量計算の実施 | - | - |
| 美しいまちなみの形成 | 外壁の後退 ・道路境界線から1m以上 |
外壁の後退 ・道路境界線から1m以上 |
良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持及び向上に配慮されたものであること。 |
| 地域の資源の活用 | 地域の気候・風土を活かした住宅の計画・設計 | 地域の気候・風土を活かした住宅の計画・設計 | - |
| 住宅履歴情報の整備 | 北方型住宅サポートシステム 建築過程、品質の確認。適切な維持管理 第3者機関による長期保管 |
北方型住宅サポートシステム 建築過程、品質の確認。適切な維持管理 第3者機関による長期保管 |
建築及び維持保全の状況に関する記録を作成し、保存 |
| 温熱環境の確保 | 認定技術者(BIS、BIS−E)による設計・施工 | 認定技術者(BIS、BIS−E)による設計・施工 | - |
| 耐震性能 | 耐震等級2 極めて稀に発生する地震の 1.25倍の力に対しても倒壊等しない |
- | 耐震等級2 極めて稀に発生する地震の 1.25倍の力に対しても倒壊等しない |
